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【事業承継】親族内事業承継その1
本日は、事業企画室スタッフより事業承継についてお話させていただきます。
先日、テレビ番組の「笑ってコラえて!」を自宅で観ていました。
「日本列島 名前の旅」というコーナーで、
中華麺の製造会社社長の「宮内巌さん」が紹介されました。
この方がとにかく凄い!!
経営者としてのセンスはもちろん、行動力や度胸もあり、
人を引き付ける才能を感じ、感銘を受けました。
宮内さんは大学卒業後、一般企業に就職。
4年で退職し、父親が経営する製麺工場に就職しました。
製麺工場に就職してからの宮内さんは、
SEの経験を活かして、製造ラインを見直すことで、品質を向上させました。
また、主力商品を「うどん・そば」から「中華めん」に切り替え、
自らが飛び込み営業をすることで、取引先も増え、有名店の巨匠たちの信頼を得ました。特に主力商品の切り替えは経営判断として素晴らしいです。
わずか6名だった従業員は現在では100名を超え、
海外に工場を展開するまでに至りました。
まさに経営者として成功したといえます。
このようにテレビでは宮内さんのサクセスストーリーが明かされていました。
実は、宮内さん、というよりもこの製麺工場において、もう一つ成功したことがあります。
それは『事業承継』です。もちろん、テレビでは先代社長から引き継いだの一言でしか、描かれていません。
1代目から2代目へ、「事業承継」を成功させたといえます。
「事業承継」とは簡単にいうと、会社などの事業を後継者に引き継がせることです。
今回紹介したケースでは、後継者である宮内さんが優秀すぎました。
もしも、後継者が「会社を引き継ぐ」と言わなかったら、
後継者が事業の取り組みに熱心ではなかったら、廃業もあり得ます。
また、事業を従業員や第三者に引き継がせるなどの検討も必要だったでしょう。
つまり、経営者の生前対策を考えるときは、自身の相続とは別に、
事業をいつ、誰に、どのように引き継がせていくかを考えていく必要があります。
利害関係が多岐にわたる「事業承継」では、じっくり時間をかけて対策を講ずるべきです。
一般的に「事業承継」には3つの承継が必要とされています。
①「人」の承継
②「知的資産」の承継
③「資産」の承継
今回のケースでいえば、①②は完璧だったと推測できます。
③については、内々の事情なので、スムーズに承継されていたかはわかりません。
ということで、次回からは、親族内の事業承継を中心に、
①~③をより具体的にお話ししていこうと思います。
これまで当ブログで紹介した、民事信託や遺言等を利用する方法もあります。
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