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【墓じまいその5】~手続き②~
本日は、シリーズ「墓じまい」の第五回目になります。
【手続き1つづき】 お墓のある移転元のお寺などに「墓じまい」の意向を伝えること
では、なぜ管理者の承諾を得るのが難しいのでしょうか?
それは、お寺にとって檀家を失うことは経済的に打撃を受けるからと言われています。
それだけでなく、一方的に「墓じまい」する旨を伝えた場合、先祖代々長きに渡って遺骨を預かり供養してきたのに「裏切られた」という心理的な事情もあると思います。
他方で、お寺にとっては、マイナスな点だけではありません。
もし無縁仏になり改葬するとなった場合、原状回復費用(墓石の撤去・更地に戻す費用)をお寺で負担することもありうるので、
無縁仏になる可能性が高いのであれば、「墓じまい」してもらう方がお寺にプラスとなる場合もあるのです。
要するに、お寺との「コミュニケーション」が重要になってきますので、
急遽「墓じまい」をすると電話や郵便で伝え、一方的に書類にサインを求めたり、証明書の発行を依頼するのではなく、
お寺の住職等の管理者に感謝の気持ちを伝え、誠実に「墓じまい」する理由や事情、方法や時期等について説明し、十分に話し合うことが承諾を得るのに重要となります。
【手続き2】 移転先(改葬先)の決定
私たちが引っ越しをする際、当然引っ越す先を決めてからします。
この点は「墓じまい」も同じです。
移転先には様々なタイプがありますが、
基本的には移転先の管理者から「受入証明書」か「墓地使用許可証」を入手することになります。
【手続き3】 「改葬許可申請書」の入手
いまお墓のある(=移転元の)役所から「改葬許可申請書」を入手します。
役所のHPからダウンロードできる自治体もあります。
申請書には、改葬申請者の住所氏名、故人の氏名や死亡年月日、改葬の理由や改葬先の住所名称などを記入しますが、わからなければ「不詳」と記入します。
「墓じまい」について詳しく話を聞いてみたい方、6月12日(水)にさいたま市で無料相談会を開催致しますので、是非ご来場ください。
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