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【墓じまいその8】~遺骨の郵送方法「送骨」~

2019年06月04日更新

今日は「墓じまい」に関するトリビアをひとつ。

 

「ソウコツ」。。。パソコンで変換しても出て来ません。

まだ新しい言葉なので認知されていないのでしょうか。

「送骨」とは、ご遺郵送することです。そのままですね。

お墓が遠方にあるから、足腰が不自由だから、など遺骨を送る事情は人によりさまざまでしょう。

自力で運びたいけれど不可能だという高齢者さまは多くいらっしゃいます。

 

そのような時に利用できるのが【日本郵便】のゆうパックです。

「遺骨を送るのは違法じゃないの?」とお考えになる方が多いと思います。

私もネットの記事で見たときは半信半疑でした。

そこで、当協会1階の郵便局に直接確認したところ、「できます」との回答でした。

つまり、完全に合法的に送れます。

直近でも東京から沖縄まで送骨された方がいらっしゃったそうです。

 

「ただ、、、」と郵便局の窓口の方が2点ほど注意事項を教えてくれました。

・まず一つ目、これは当然ですが、骨壺に入っている場合には郵送中に割れてしまうリスクがあります。そのため、しっかりと緩衝材を入れて保護すること。

・二つ目が初耳でしたが、骨壺は長い間地下に納骨されていることが多いので、結露によって水が溜まっていることが多いのだそうです。そのまま送った場合、周りの郵便物を汚してしまうリスクがあるので、水を取り除いたり、またはしっかりとテープなどで固定してビニール袋に入れるなど水が漏れないように注意すること。

だそうです。

 

料金について気になる方もいらっしゃるかと思いますが、郵便局からは通常のゆうパックの価格表を提示されました。

つまり、具体的な価格は「大きさ」「重さ」「距離」などによって決まるので、特段「送骨」だから高いということはないようです。

 

まだまだ認知度の低い郵送方法ですが、超高齢化社会のなかではその需要は益々高まることでしょう。このブログが何かのお役に立てれば幸いです。

 

まだ「墓じまい」についての情報の発信者が少ないなかで、当協会も生前対策の一環として、他の専門家、会社と連携してのサービスの提供を企画しています。トータルでのサービス提供はまだ準備中ですが、役所の証明書取得や移送元との交渉などのスポット案件については、適宜専門家をご紹介できますので是非お問い合わせください。


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