トップ > 生前対策ブログ > ~相続一般 > 【デジタル遺品1】デジタル終活?って何だろう?!...
お知らせ生前対策ブログ~相続一般
【デジタル遺品1】デジタル終活?って何だろう?!
総務省の統計によると、スマホの普及率は70%を超え、高齢者の約半数がスマホを利用しているそうです。
そのような中、ニュースでも目にするようになったのが「デジタル終活」「デジタル遺品」という言葉です。みなさんも一度は耳にしたことがあると思います。
「デジタル遺品」とは、わかりやすく言いますと「PCやスマホ、SNSといったデジタル環境上に遺された写真やデータなどの故人情報」を指します。それらの情報を、ご本人様に生前に整理してもらうことを「デジタル終活」と考えれば間違いないでしょう。
スマホにしてもSNSにしても、個人情報保護の観点から、ログインにはIDやパスワードが要求されるのが通常です。そのため、デジタル終活をしないと、遺されたご家族や相続人が、キャリアなどのサービス提供業者に連絡してもすぐに解約できないなど、社会問題になりつつあります。新しいかたちの終活といえます。
「デジタル遺品」は、「オンラインデータ」と「オフラインデータ」に分かれます。
「オンラインデータ」とは、データ内容を確認するのにインターネットを介する必要があるものを指し、SNS・ブログ・インターネットバンキング・ネット証券取引などがあります。
「オフラインデータ」とは、インターネットは不要で、PCやスマホ内に保存されているものを指します。これには写真・動画・音源・エクセル資料などがあります。
この「デジタル遺品」ですが、ネット証券で株を保有していた場合には、基本的に相続の対象になりますので、遺産分割協議後に発覚すれば、協議のやり直しが必要になる場合もあり得ます。また、仮想通貨で多額の損失(借金)があれば、その負の遺産をご遺族が背負う場合もあり得ます。
いずれにしても、情報化社会において、「デジタル遺品」が全くないという方は皆無かと思いますので、「デジタル終活」の重要性が高まっているといえます。
次回はもう少し踏み込んで考察を加えます。
お気軽にお問い合わせください。
一般社団法人日本生前対策支援協会へのご質問、サービス内容等でご不明な点などございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。