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「自分にふさわしい終わり方」とは
昨日、Yahoo!ニュースで「自分にふさわしい終わり方を」~増える"直葬"変わる弔いの形~という記事が紹介されていました。【リンク先】https://news.yahoo.co.jp/feature/1358
当協会でも、以前「墓じまい」ブログのなかで、弔い方が変化してきたという点はご紹介しました。超高齢化社会を迎えた日本において、この変化は必然といえるでしょう。
芸能界においてもその流れは同じで、昔のようにファンや関係者、友人らを招いた大規模な葬儀は減り、『家族葬』の後に「お別れ会」を別途開催するように変化してきたように思います。
実際に、上記記事によりますと、葬儀会社によるアンケート調査で、葬儀の種別は『家族葬』が約50%、次いで「直葬」は約26%を占めるそうです(2017,公正取引委員会による調査報告書より)。葬儀のうち約4分の1が「直葬」ということになります。
別の統計によりますと、団塊の世代の50%以上が、ご自分の葬儀は「直葬」で良いと考えているそうです(冠婚葬祭総合研究所の調査より)。実際に、生前に子供ら見送る側に「直葬」で良いので、お金を掛けないように!と伝える方も増えているそうです。
確かに、立派な葬儀を催す場合には、数百万円の費用が必要になります。一方で、お通夜や告別式をしない「直葬」だと、その10分の1程度に費用が抑えられます。さらに、ご遺族による方々への連絡や香典返し、通夜振る舞いなどの負担も減ります。亡くなった方の意思であれば、「直葬」で弔うご遺族の精神的な負担も小さいといえます。
寿命が伸びる一方で、退職後の年金が増えるわけでないので、年々貯金を切り崩して生活していくのが老後の多くの実態です。かような生活状況の中で、百万円単位のお金を確保しておくのが難しいという点も、「直葬」が増える理由のひとつかもしれません。
価値観は時代とともに変化し、変化が許容されるからこそ新たな価値観が生まれると思います。他方で、古き良きクラシカルな価値観も素晴らしい点が多くあると思っています。「葬儀」「弔い方」についての価値観は、まさに変化の渦中にあるといえます。
「終活」に唯一の正解はありません。
本人やご遺族が幸せだと感じれば、それが正解なのです。
他方で、失敗した「終活」が散見されます。いずれ、当協会でも様々な事例をセミナーなどでご紹介出来ればと思いますが、「あと少し早ければ」「ここをこのようにしておけば」という事例が本当に多くあります。
どうか「終活」を「就活」と同じように重要なことだとお考えください。当協会も様々な専門家と一緒にお手伝いさせていただきます。
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