トップ > 生前対策ブログ > ~相続一般 > 【理事長ブログ9】幸せな「終活」とは②
お知らせ生前対策ブログ~相続一般
【理事長ブログ9】幸せな「終活」とは②
どうすれば幸せな「終活」が出来るのか?
当然ではあるが、その人・その家族が幸せであれば「終活」は成功したといえる。だから、数学のような唯一無二の正解はないが、暗中模索だとゴールは見えない。
ここでは、幸せな「終活」の手助けとなる方法を提案したい。
それは、「エンディングノート」の活用である。
いまでは書店に行けば、手帳のように様々なタイプのノートが売られているので、実際に自分の考え(気持ち)をまとめることの出来る「エンディングノート」を実際に手に取って選んでほしい。
ノートを書くことで、当人は長い長い人生を回顧することが出来る。夢を実現したければ言葉にせよというような格言があるが、それは終活にも共通しているように思う。実際に自分の文字で、自分の考えや気持ちを整理し書き綴ることで、物理的にも精神的にも整理されていくと思う。
たとえば、病気になった後のこと。もし意思表示が出来なくなったとしても、生前のしっかりした状態で本人の考え方や性格、希望などを書いておけば、家族や病院、施設は本人の意向を尊重した選択ができる。それは、当人だけでなく、家族にとっても苦しい決断から解放する幸せな「終活」のひとつといえる。
日本では「お金・お金」いうと嫌らしいイメージを持たれるが、やはり可能な限りノートには財産の一覧をまとめておいたほうがよい。「争族」の原因はお金の問題が根底にあることが多い。また、財産状況を整理しておくことで、当人の老後の収支を棚卸しできるので、自身のライフプランもより現実的にとらえることが出来る。一覧とライフプランが描ければ、相続財産の輪郭がおぼろげながら見えてくるので、「争族」の芽を摘みやすくもなる。
人生を回顧する中で、もし一般葬を希望するのであれば、連絡してほしい人も明確になってくる。残された家族が一番困ることのひとつが「誰を葬式に呼ぶか」である。ノートにリスト化しておけば、ご遺族は非常に助かる。まさに幸せな「終活」である。
上記は一例であるが、ノートを遺すメリットは大きいと思う。
結局なにもしなくても、なんとかなると思っているみなさま、どうか問題を深刻化する前に「終活」について一度真剣に考えてみてください。
結局困るのは、遺されたご家族です。
当協会でも、各種の専門家とのネットワークを構築しておりますので、お役に立てると思います。お気軽にご相談ください。
お気軽にお問い合わせください。
一般社団法人日本生前対策支援協会へのご質問、サービス内容等でご不明な点などございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。