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リバース・モーゲージについて~その①~
本日は、生前に自宅を処分するという「リバース・モーゲージ」についてのおはなし。
生前に自宅を処分するといえば、誰かに売却(贈与)する方法しか浮かばないかもしれません。
ところが、この制度を使えば、ご自身が亡くなるまで自宅に住み続けることができ、かつ国や金融機関等から融資を受けることもできるのです。
自宅を売却することなく、生前に現金化できるので、使い方ひとつで有効な節税対策にもなります。
ここで、制度の概要を整理しておきますと、
「リバース・モーゲージ」とは、高齢者の方が自宅を担保にして老後資金の融資を受け、契約期間が終了したとき(基本的には契約者の死亡)に、担保不動産を処分することなどにより、融資金を一括返済するという制度です。
わが国では、(1)公的機関が取り扱うもの(2)民間の金融機関等が取り扱うもの、の二種類あります。
前者(1)は、低所得の高齢者支援のために、国(厚生労働省)が主導で運営するものなので、利子の負担は軽く、都道府県の社会福祉協議会が取り扱うため、地域の縛りもない点が大きなメリットといえます。
他方で、後者(2)は、老後の生活にゆとりをもたせるために、銀行に代表される金融機関等が販売する金融商品です。そのため、(1)よりは利子の負担は重く、地域についても大都市圏に限定される場合も多いといわれています。
とはいえ、(1)よりも対象年齢が若い(たとえば、55歳~)ので、早期リタイアされた方が利用しやすく、また融資金を一括で受け取る((1)は不可)こともできるので、まとまったお金をもとに豊かな老後を過ごしたり、早期の節税対策が可能となるのがメリットといえます。
※(1)(2)ともに、年金の不足分を賄うことができるので、ご自身の年金に不安をお持ちの方は検討されてみるのも良いかもしれません! →つづきは、その②へ
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